今週のお題「わたし○○部でした」
「わたし、心はずっと帰宅部でした。」
部活の遍歴で言うと、中学生に美術部に入り、2年生に進級するタイミングで辞めた。
それからは、帰宅部。
次の高校生活では、運動部への憧れから、陸上部に入った。なぜ陸上部に入ったかと言うと、運動音痴かつ競技のルールが頭に入らない私にとって、
“足を動かして、タイムだけを競う”、
走る陸上競技なら「いけるだろう」という算段。
だが、いけなかった。
これまた、2年の途中、いやスタートから
幽霊部員と化した。
(まったく関係のない春のたこ焼きの写真)
そもそも中学で部活に熱心な人間でなかったのに、高校デビューにのっかって、
運動部という選択をしたのが
大きな間違いだったと思う。
もちろん、そこで「自分のできることをコツコツやって、乗り切っていく」人間もいるのは、
知っている。
ただ、私はそうではなかったというだけ。
にもかかわらず、
「退部したくない」という意思はそこはかとあったために、3年生の引退まで幽霊部員というポジションを手にして、居座っていた。
当時も痛感していたが、
「やりにくかったな」
多分、周りもやりにくかったと思う。
部活を頑張るわけでもない人間が、出たり入ったりを繰り返しているんだから。腫れ物だ。
今なら言える。
「やる気ないなら、さっさとやめればいい」
そう。この“さっさと”が私にはできなかった。
なぜなら、1年生の頃は楽しかったからだ。
先輩たちに、同期に、一緒になって励んでいく。特に、先輩たちの背中を追いかけているときは、
楽しかった。
でも、先輩が抜けて、後輩が入ってくると、
ただしんどいだけだった。
走るのもしんどい!
後輩を引き連れる実力もないのに、
引き連れるのがしんどい!
だから、部活動に熱心な子の気持ちがあまりわからない。でも、その頑張りの先に見える景色がなにかしらあるから、それは羨ましい!
私、帰宅部が向いていたんです。