公開当日に、永野芽郁ちゃんと、奈緒さん主演の、映画『マイ・ブロークン・マリコ』を見てきた。
きっかけは、YouTubeでたまたま流れてきた予告での、永野芽郁の演技の凄みが激しくて。
あの永野芽郁が、ナイフを人に突きつけて、
激しく叫んでいる。しかも、遺骨を手にして、
そこからジャンプで立ち去る永野芽郁。
なんだ、このえいが?!
この予告での永野芽郁の演技の振り幅が衝撃だったのと、親友の遺骨を連れて辿り着いた先にあるのがなんなのかを知りたくて、
この映画の公開を心待ちにしていた。
そして、見に行ったていうわけ。
ちなみに、原作ありの映画です☟
若干のロードムービーっぽさもあり、
遺骨を片手に親友が行きたいと仄めかしていた場所まで永野芽郁演じる、シイちゃんが連れていくわけだけれども、
彼女が道中で出会う人たちに無言で手を振る。そこまで親しくない間柄の関係だからこそ、
無言で手を振る。
無言だからこそ、この手を振る行為は
“ばいばい”なのか、もしくは、“またね”なのかで意味合いが変わってくるなーと、
見ていて思った。
どの言葉も発されていない以上は、シイちゃん本人しかその意味は知り得ないんだけれども、
私はなんとなく“またね”の気がした。
ほんの少しの手を振る彼女の行為に、
シイちゃんは、愛する友を失った人生を、それなりに生きていくんだろうなという気がした。
他の感想としては、
何がどうって言うわけではないけど、遺骨の最後のシーンで笑いそうになったのと、
どうしてもシイちゃんの旅の時間経過を、自然の風景に頼って描写しているのが、個人的にあんまり好きじゃなかったなっていうぐらいかな。
まあ、見にいけてよかったです。