牡牛座のフン。

ゆくゆく一人で生きていくためにしておくことは。

【午前0時更新】8/10

赤だしに、

まつ毛よりもミニマムな毛が赤だしの具とまぎれていて、どうしたもんかと箸を止めたが、

箸の先っちょでつついて、

他所へやる。

目の前には、祖母と叔父がいて、私の隣には母がいて、全員同じランチセットを味わっている。

わざわざ、1ミリ、5ミリの毛ごときで、

1年ぶりの楽しい食事をストップさせるのは本意じゃない。それに、お寿司は美味しいし。

薄くスライスされた魚の身のピンクや白の色鮮やかさと、その透け感に、

新鮮な魚介類を堪能しているご満悦感が、

今この時間には、ある。

毛なんて、よければいいだけ。

そうして、箸を進める。

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最後に、私だけ別でお手製厚焼き卵を注文する。

カウンター越しに大将風味の店員さんから、厚焼き卵が乗ったお皿を受け取って、ぱくり。

厚焼き卵のベースを成す甘めの味付けが、

舌の上に広がる。

この回転寿司さんは、甘めの味付けで今まで来たんか。我が家とは真逆だな。

我が家は、と、考えて、

言葉に詰まる。

塩気?

この表現でええのかな?

ちょっとしょっぱい。

「しょっぱい」って、変換でお任せすると、「塩っぱい」だから、やっぱり塩気で合ってるのかな。

まあ、我が家のだし巻き卵と違って、

注文した一皿は、甘めな味付けで、まだ作りたてのあたたかさが残っていて、

たのんで、よかった。

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どでーーん。