国語を教えているからといって、
詳しくないこともある。
それがなにかと聞かれれば、
古文。
中学生の教科書で扱われる古典作品といえば、
『竹取物語』
『枕草子』
『徒然草』
『平家物語』
『万葉集』
『古今和歌集』
『新古今和歌集』
『奥の細道』
といったところか。地域にもよるんだろうけど。
でも、私が語れるのもいうて、その古典の有名な部分。というか、さわり。てか、教科書に抜粋されている部分だけなので、
塾講とはいえども、
それはよいのかしら?
と、手始めに下の本を手に取った。
読み物としては、
酒井順子さんと内田樹さんのお話が面白かった。
どの方も、古典作品を翻訳することの哲学や矜持をお持ちで、そこから、どう翻訳していくのがベストなのかを、
それぞれにそれぞれが考えていらっしゃって、
その点、高橋源一郎さんの考え込んだ上での
お気楽さも素敵。
なので、それぞれの古典作品についてご教示いただけるというよりも、古典作品を、学者でない方々がどう翻訳しようかと脳に汗をかきながら取り組んだということについての一冊でしたね。
調べてみると、
おそらく、
『日本文学全集』で選抜された方たちですね。
読まないことには分からないので、
とりあえずポチ。
つまり、私は、古典作品の入り口にもまだ立てていない。窓口を開いただけ。
そうか。
それだけか。