牡牛座のフン。

ゆくゆく一人で生きていくためにしておくことは。

【Netflix】映画『レディバード』〜根拠なき自己愛が爆発して周りも振り回すけど、自分も振り回されているんだよね〜

ゴールデンウィーク3日目ということで、

私は現在ホテルにいます。

家族たちがいつもの時間に寝静まっている横で、私は静かにしながらこの文をポチポチ。

いくらなんでも22時半に寝るほど、

疲れてはいないので、

いつも通りの時間に眠ろうかと思う。

でもそれまでに、あと3時間もあるので、ここで映画の紹介をしたいと思う。

それが、映画『レディ・バード』。

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個人的にすごい良かった!

しかも、映画『ミッドサマー』などの癖強映画の製作をしているA24による映画だったことに、

ビックリ。

だって、

A24とはかけ離れたところにあると思うほど、

日常的な映画だったから。

主人公レディ・バード(自称)のように、私も高校生時代、自分を中心に世界を回して動かしていた。そのくせ、口だけはデカくて、それに見合う努力とは程遠いところで、

大声だけは出していた。

アーーーーー!!!

終始、主人公はそんな感じである。

“欲しい”の衝動だけは正常で、その欲のもと彼女は案外あっさりとやすやすと、それらを手にしてしまう。そして、それらに自分の望まない傷があるとわかると、

いとも容易く、これまた衝動的に突っぱねる。

その道を通ってきた自分としては、

アーーーーー!!!だ。

家は線路の向こう。

彼氏はゲイ。

セックスは気持ち良くない。

初体験は自分だけで、彼氏はNO。

なにが欲しいか、

どんなものが欲しいかを真剣に考えていないから、自分のことをちゃんと見て取れていないから、

なにもかもが、自分にマッチしていかない。

自分の衝動の断片を、自分の全部だと捉えてしまう奴は、特に人間関係で痛い目を見ると思う。

10代後半や20代前半だったら、

もうそれは、

セックス!!!

これまたアーーーーーーーー!!!だ。

AVを四六時中見ているからって、

セックスが最高なわけじゃない。

オナニーが好きだからって、

オナニーで感じるからって、

最高なセックスを迎えられるわけではない。

何かを噛み締めながら、手にしたセックスで己の性欲を知っていく。

つまるところ、己を知るのだ。

そもそも、なんでレディバードと呼ばれたいのかもよくわからないまま、「私をレディバードと呼んで!」と喚いて喚いて喚き散らす主人公は、それこそ、

10代後半の若者だし、

滑稽だ。

でも、最後の最後に、ぎゅっと愛を持って自分の名前をうけとめた主人公には、

「少し大人になったじゃん」と肩を並べて

笑いたい。