読書をしたい。
新しい本を買って、それを読みたい。
とにかく、手元に本をあてがって、
私は活字にかじりつく。
物語を欲している。
誰かの言葉を欲している。
誰かの知恵を欲している。
Netflixを開いて、『新世紀エヴァンゲリオン』を見る。なんて、面白い作品なんだ。
アニメを知ってしまって、通勤時に通るパチンコ屋の壁に描かれた綾波が綾波じゃなくて、腹が立つ。
とは言いつつ、
まだ二十話しか見ていない身だから、
あの壁画の綾波を私がまだ見ていないだけかも。
読書をしたところで、何になるんだ?
そんな感覚もある。
でも、読書をしなかったら、お前はどうなるんだ?どうもならないだろ。
そういう感覚もある。
だから、私は読書をする。
ページを捲る。
この言葉、いつかどこかで。