Netflixで映画『ちひろさん』を見たので、
ここにその感想というか、思ったことを書きのこしておこう。
このポスターにも記載されているとおり、
映画館とNetflixでの観賞が可能です。
感想としては、久々に邦画をちゃんと見たなー!🤩🤩🤩という、
えらく個人的なものでございます。
お話としては、映画の公式ホームページのストーリーにて、
ちひろ(有村架純)は、風俗嬢の仕事を辞めて、今は海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働いている。元・風俗嬢であることを隠そうとせず、ひょうひょうと生きるちひろ。
彼女は、自分のことを色目で見る若い男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も・・・誰に対しても分け隔てなく接する。
と、書かれているとおり、そう言う内容です。
個人的には、ちひろさんの“誰に対しても分け隔てなく”かと言って、“他人に過干渉されるでない一定の距離感を保ったまま”のちひろさんが、
有村架純さんという(女優さん)をとおして、
きれいに、そして、丁寧に、
描かれている作品だなーと終始見ておりました。
ここまでが、私の映画を見た感想です。
🍿🍿🍿🍿🍿🍿🍿🍿🍿🍿🍿
そこから、Twitterでこの映画の感想を検索しみまわっていたら、この映画について回る言葉として、
ミソジニーが出てきて、
「なんやそれ?」と思って調べた次第であります。
その意味としては、
女性や女性らしさに対する嫌悪や蔑視のこと
とのこと。
他にも、「風俗嬢を映画にすることがすでに日本の映画はおかしい!」「ホームレスの体を元風俗嬢が洗ってあげるなんて夢見てるんか」
云々の感想がなんかあって、
そういうお話やったっけ?と、
若干困惑🤭🤭🤭
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たしかに、ホームレスのおじいちゃんの体を突然洗ってあげるということって、
常識的にありえないんだけれども、
それは、元風俗嬢のちひろさんだったら、
ありえないことはないんじゃない?って
思うんですよね。
そこでずっと働いているからこそ、見慣れているものがある。当人にとっては、気にしないまでになっているものがある。
それに、ちひろさんにとってのセックスというのも、「したくなったからするだけ」「生理現象みたいなもん」って本人が述べているんだから、
つまるところ、性というよりも、
セックスについては意外にさっぱりした考えを持っている人なんじゃないかなっていう。
そうでなければ、スーツ姿(リクルート?)で死にそうな顔して最初に行く場所が、
風俗店かな?
って思うんですよね。
これは想像でしかないからあれですが、
「就活うまくいかねー。こんなにがんばってるのにーー。ぼろぼろだよ。そこまでしたいことってなんだよ?」
「セックスはしたいな」
この気持ちはあったから、
だから、彼女が生きる過程の中で“風俗嬢になる”という選択をしたぐらいじゃないんかなと。
だいたい、お金がなくて仕方がなくて、
どこも雇ってくれなくて、
もうこれしかなくて、
という風俗嬢の選択描写でもなかったし。
そこまで、“風俗嬢であったこと”を槍玉にあげるほどでもないと思うんだけどな。
そういう社会性を提起しているストーリでもないし。
うううーーーん🤔
なんで、そこに行き着くんやろう。
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それよりも、ミソジニー置いておいて、
まずは見てみぃ。
っていう話。
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ちひろさんは、自分の考えを持って、
交わるようで交わらない生き方を選択して、
進んでいるだけやから。